Autumn in NewYork [reiko journal]

“Autumn in New York”. 秋になると、無性にNYが恋しくなります。気まぐれコラム、今回はTravel Journal ニューヨーク編。

秋のニューヨークの光と空気がなんだか好きなのです。

初めて訪れたのは、大学1年生の時にマンハッタンからメトロノースという電車に乗って1時間弱の、Tarrytownという街にある大学のサマープログラムに1ヶ月語学留学した時のこと。ハドソンリバー沿いの小さくて美しい街でしたが、当時18歳だった私は、学校が終わると毎日のように電車に乗ってマンハッタンまで出かけて行き、あちこち歩き回って暗くなると再び電車に乗って大学の寮に帰る、という日々。

それ以来、なんだかんだと毎年のようにNYに行くことになったのです。時には年に何度も。

どんなシーズンもそれぞれに魅力があって、楽しみ方も街の匂いも違って、好きなのですが、(極寒の冬と酷暑の夏はちょっとした試練だけど…)秋の気配を感じ始めると、あーNYに行きたいなぁと心底思います。

ひんやりとした乾いた空気で始まる朝、美味しいコーヒーを求めて何となくみんなが同じ思いでコーヒーショップに立ち寄り、”Enjoy the weather!”とか”Have a wonderful day!”なんて言葉に気持ちよくそれぞれの1日へと出かけて行く。

レンガ造りのタウンハウスと、街路樹の紅葉のコントラスト、色合い、は、本当に綺麗で歩いても歩いても散歩し続けたくなる。そして気がつけば何駅分も。歩き過ぎてしまうのがNYです。

そして11月といえばアメリカの祝日、Thanks givingが待っています。

ハロウィンは終わっても、マーケットではパンプキンパイ用のかぼちゃが並び、(サンクスギビングのディナーといえばターキーで、デザートはパンプキンパイというのが定番)パンプキン好きの私はこれまたちょっと心浮き立つのです。

これでもかというプレゼンテーションでショーケースに並べられたパンプキンパイの、黄金色した三角形。食べなくても笑顔になってしまう…

写真はUnion Square近くのTHE CITY BAKERYの名物です。

空気が澄んでいる秋は、光も綺麗で、街中がビビッドに輝いている感じ。

どんより曇っている日も、それはそれでちょっと切なくて、JAZZが似合うのもいい。友達の家があったBrooklynのSunset parkという丘からの景色や、グリニッジヴィレッジのChristopher streetのカフェ、、、、何だかそれぞれに恋が生まれそうな、ロマンティックさのある、色気のある、それが秋のニューヨーク。

あ、マンハッタンの公園にたくさんいるリスですが、邪魔をすると襲われそうになるくらい大都会で暮らす強さを持っていますので(可愛い顔して)、ご注意を。



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