長男サンダーとの出会い

CATEGORY | 日記
POSTED | 2018/03/13
長女の話したから今日は長男のはなし。「篤姫」をやったのが2008年だから、出逢いは2007の夏かあ。もう10年もいるのか。こいつ。
めちゃくちゃ暑い夏のある日、友達と浅草の韓国料理を食べに行った時の事。いつものように私は待ち合わせ時間の40分前位に到着。待ち合わせ場所は雷門。

外で40分待つには夕陽が暑すぎたので、近くの喫茶店で一足先にビール一杯飲む事にした。冷房の効いた店内で窓ガラスに向かってビールを飲んでいると、私の目線の直ぐ先に、ホームレスのおじさんが暑すぎて溶けたアイスクリームみたいになって寝転んでいた。よく見てみると、ネズミみたいなちぃちゃなやつがおじさんの体の上を駆けずり回っている。子猫だ。大変だなあ、と思いながら眺めていると、待ち合わせ時間に近くなってきたので店を出て、雷門の正面辺りに移動した。

総勢8人くらいで待ち合わせしたので暫くそこでも待たされることになった。ふと気づくとさっきのホームレスのおじさんが近くにウロウロしている。漏れなくさっきの小ちゃな奴もおじさんの周りをウロチョロ。気づくと、猫好きな友達が既にしゃがんで子猫の頭を撫でている。それにつられて犬派の私も、おじさんがどこかに行っている間に撫で撫で。割と可愛い。すると何やら持っておじさんが帰ってきた。

「あのー。わたくしは見るからに、こんな者ですから、あなたが飼って下さったらこの子も幸せです。」

みたいな事を言い、手に持ったシーチキンの缶詰の中身を棒切れで4分の1にして、

「毎日朝晩、これしか食わないから。」

と、ご自分も大変なのに…。でもおじさん、それ半分腐ってる…。


そして小学校の給食で出た小さな牛乳のパックの中身を溢れないように見せて、

「あとこれも飲むんだ。」

おじさん…、それチーズみたいになっちゃってる…。それに子猫に牛乳はいけないらしいすよ…。

おじさんの熱いハートに、さっきのビールが目から汗となって出そうになってきた私はつい、

「おじさん、これ俺が貰った!」

言ってしまった。

隣で見ていた友達はポカンと口を開けて見ていたが、おじさんが嫁入り道具の様に腐りかけのシーチキンと牛乳をコンビニの袋に入れてくれ私に手渡すと、

「お礼に幾らかあげたら?」

と私をせっついた。 私も最初はなんの事か分からず、えっ?ていう顔をしたが、すぐにああそうだねって、財布を取り出し、千円札を取り出そうと財布を開くと、さっきビールで最後の千円を使い果たし、もう一万円札しか入ってなかった。
おじさんも、いやいやそんなのいいですよ、と言いながらも、もう財布を見ちゃってる。
お釣りを貰うわけにもいかないので一万円札を鷲掴みにすると、おじさんありがとう、ってまさか!って顔をしてるおじさんに手渡した。そして、ノミだらけの身体で家に来る事になったのが長男のサンダーなのだ。その後の事はまた次回。

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